伝承によると、
この霧島地方に
「観音信仰」の布教に
尽力された「性空上人」が居られる。
上人がえびの高原の池を訪れた際
観音様が具現され
白鳥になって飛び立った。
その池を
「白鳥池」と命名され
観音信仰の聖地とされた。
また、
権現信仰により、
霧島をご神体とする
六所権現社を説かれた。
上人が
この地を布教で訪れた時、
出水家が
丁重に歓待され
それに感謝された上人が
楊枝を地に挿し
水を噴出させ
干害による水不足を救った。
それ以降、
先ずこの「出水」の前で奉納
するようになったと伝承する。
旧来は、
この出水、弁財天(厳島神社)、
南方神社他を廻り
白鳥神社を踊り納めとした。
古くは鉦門(かねかど)、
大太鼓門(おおだいこかど)
があって、
各家で世襲制だった。

太鼓方は12名。
浴衣の着流しに白脚絆、
草履履き
直径90cmの太鼓を抱え、
3mの矢旗を背負う
「大太鼓」は
普通の太鼓の3倍はある。
鉦方
親鉦1名、子鉦1名
各1名が陣笠をかぶり
先導役を務める。
他はシデ笠を被る。
装束は紺の着流しに兵児帯、
黒足袋に雪駄ばき。
左手に鉦、
右手に撞木を持つ。

踊りの奉納には
「水神」「山神」「祖霊」
の他、
虫送りや豊年祝いの要素も
加わっていると
考えられる。
尚、この地区では
「雨乞い祈願」と伝承されて
いる。
鉦方の2列を中心に
太鼓方が時計廻りに踊り
勇壮活発な踊りが展開される。
お話では、
今年で438年目だそうな。
それも中断する事無く
継承されている。